わたしが思う、夜勤専従ナースとして働くメリット・デメリット

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夜勤専従ナースとして働き始めて1年が経ちました。体調とのバランスを取りながらの日々です。よく、看護師仲間に「夜勤だけで働くって実際どうなの?」と聞かれることも多いので今回わたしがおもう夜勤専従ナースとして働くメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

みーたろ
みーたろ

そもそもみーたろは日中働くのが本当に苦痛だった。

・朝の早起きが苦手
・朝の緊迫した雰囲気が苦手
・日中働くと頭痛がする(勤務が終わると治るタイプの頭痛)

という特徴があり、日勤勤務のダメージが強かったです。
これらのストレスがなくなっただけでも嬉しかったですが、たくさんのメリットがありました。
もちろんデメリットもあるのでそれぞれ紹介していきます。

夜勤専従ナースとは

夜勤勤務のみで働きます。2交代、3交代制で夜勤を行うのが一般的です。現在の職場では月7~8回ほど働いており2交代制の介護施設で働いています。夜勤は一般的に嫌われる勤務であり、家庭の事情で夜勤できないママさんナースなども多く人手不足になりやすいです。そのため夜勤専従として募集をしている職場があります。

夜勤専従ナースの仕事内容

病院によって仕事内容は変わると思いますが、基本的にやることは普通の夜勤と一緒です。

・経管栄養の注入
・患者のバイタルチェック・状態管理
・ナースコール対応
・内服介助
・点滴管理

などです。
昼間より人数が少ないため順序良く業務をこなす必要があります。プラスで患者対応があるためうまく仕事がスケジュール通りに進まないことも…。(なぜか夜に転倒・急変って多い気がする…)
しかし、ご家族対応や医師との日常的なやり取りはないため少し気が楽です。

夜勤専従ナースのメリット4選

自由な時間が多い

夜勤前、夜勤後に時間を作れるため役所・病院・銀行などが行きやすいです。
また明けの翌日は休みになることが多いので少し得した気分になりますよね。明けの日は寝て1日が終わることもありますが動こうと思えば時間を作れるのがいいです。
また夜勤の回数について明確な決まりは有りませんが、週40時間以内の勤務に制限があるため、実際には月10回程度が目安になります。実際わたしの職場では月7~8回ほどの勤務ですのでお休みは月14~16日ほどあります。だいぶ多い方ですよね!!

給与が高い

上記に述べた通りお休みが多いわりに給与が高いです。月7~8回で手取り20~23万円。金額だけ見たらそこまでですが、休み・仕事内容のわりに給与が高いというイメージです。多い休みを利用して可能なら副業をするものありだと思います。実際にわたしの職場の夜勤専従ナースは掛け持ちで働いている方もいるんだとか。様々な働き方ができるため給与が高いをメリットにしました。

苦手な人に会う時間が少ない

夜勤は少人数です。1人夜勤のところもたくさんあります。そのため責任は重いですが、苦手な人に合う時間は減ります。実際わたしの職場は夜勤 看護師1人、介護士さん数名。完全分業のためかかわりがほとんどないです。苦手な人に合うとしても申し送りの10~20分程度。なので人間関係ストレスなく働くことができています。

会議・委員会など免除される

夜勤専従ナースは、看護業務以外の仕事をする機会が少ない傾向にあります。会議や委員会への参加、アナムネなどが業務内容から免除されることが多いためです。ラダー制度も適用されないケースが大半です。そのため看護業務に集中できます。わたしもラダー制度途中まで受けましたが、課題などもありプライべートの時間を削ることが多かったです。業務終わりに上司から課題の指導を受けたり…(いわゆる残業)休みと仕事をきちんと割り切りたい方にも良いといえるでしょう。

夜勤専従ナースのデメリット4選

患者さんの日中の様子がわかりにくい

日中の患者さんの状態が分かりにくいです。皮膚処置も介入しないため悪化・改善が分からないなどのこともありました。カルテを見て情報収集して…でなんとかなっていますが、カルテからは得られない患者さんの人柄や日中の顔を知ることは難しいです。

最初は、患者さんとのかかわりも少なく普段の様子がわからないため介入が難しいと感じました。しかし、適度な会話や情報を得ることで少しづつ人となりや状態・変化に気づくことができています。

責任が重い

急変があれば少人数で対応しなければならないため責任が重いです。時には判断に迷うこともあります。わたしの職場ではめったに急変がないため慣れておらず、いつ何が起きてもいいようにイメージトレーニングをしてその時に備えています。少人数のため人間関係のストレスは軽減されますが、責任が重くなることは知っておいた方がよいです。

パート・アルバイトの募集が多く正社員の募集が少ない

夜勤専従ナースの募集ははっきり言って少ないです。転職エージェントに依頼したときもなかなか決まらず、話がまとまってきた!と思っても
・やっぱり日勤も数日してもらいたい
・専従は無理、夜勤多めの勤務なら検討できます
など専従条件は今の職場だけでした。それでもエージェントは力を尽くしてくれたともいますし納得いく職場で働けたことがとてもうれしいです。
ここが重要ですが、ボーナスがない場合があります。なのでボーナスをもらっていた場合と比べると年収50~100万近くは減ります。「給与が高い」でも述べましたが勤務日数のわりに給与が高いだけであって全体でみるとそうでもありません。そこは注意が必要です。

体調を崩しやすい

人間が本来寝ている時間で働いているため自律神経を乱しやすく体調不良につながります。また、昼夜逆転してしまうなど生活リズムは崩れやすいです。夜勤明けは疲れているのに寝れない…、逆に目がさえる…なんて方のお話よく聞きます。

・ねだめしない、夜勤後の睡眠は2~3時間程度にする
・消化のいい食事を心がけカフェインはなるべく控える
・軽くストレッチや運動をする

上記が夜勤の際にわたしが気を付けていることです。今のところ体調不良などなく過ごせています。
ちなみに夜勤専従勤務は意外と楽です。夜勤〇回、日勤〇回の一般的な勤務形態の方がよっぽどしんどかったです。生活のリズムが一定になるので心配するほど身体への影響はありません。

まとめ

夜勤専従ナースは自由な時間が多く、その割に高い給与をもらえます。しかし、生活リズムが崩れやすい、責任が重いなど身体への影響やストレスを感じる部分はあります。わたしは、朝が苦手・ワークライフバランスを重視した働き方をしたいとの気持ちで夜勤専従として働き、自分にとっても合う生活ができています。
夜勤専従という働き方が気になっている方は、自分がなにを求めているかどんな看護・働き方がしたいかをよく考えてこの記事が参考になれば幸いです。

それでは読んでいただきありがとうございました。またの~

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