
もう辞めたいよ…。でも辞めるべきかどうか悩んでいるの

さっさとやめちゃえ!!!

!?!?

というのは冗談。一緒に辞めるか悩んだときに考えるポイントをみていこう
わたし自身も「こんなことで辞めてよかったのかな…?」と何度も悩んでいた時期がありました。その時に辞めるべきか、続けるべきかを判断するために考えたポイントを紹介していきます。

みんなどんな理由で辞めたいと感じているの?
残業が多くプライベートな時間が作れない
膨大な仕事量のため定時で終わる方が珍しいという職場も多いと思います。帰宅したらへとへとで動けない、せっかくの休みも疲れて寝てばかり…。プライベートを有意義に過ごせないため、残業のない職場へ転職を考える看護師もいます。
給料が働きに見合ってないと感じる
自分の判断で患者さんの命が左右される毎日。それだけ苦しくつらい環境で働いても給料はそこそこの額。自分の働きが給料で評価されいないと考える方もいるでしょう。お金がすべてじゃないとは思いつつもこれだけ責任の重い仕事をして「たったこれだけ…」その気持ちも十分にわかります。
人間関係が悪く、いじめや悪口が横行している
緊迫した状況下の中、常にストレスが溜まっている環境。協力しあおう!となることは少なくどこかしらみんなぎすぎすした雰囲気になりやすいです。次第にストレスのはけ口になるターゲットが決まり、いじめや悪口が横行する。その標的が自分になってしまったら…と考えると早くこの場からいなくなりたい!と思うのは自然なことです。
膨大な仕事量・ミスのできないプレッシャーにより心身が疲れてしまった
膨大な仕事量の中で1つのミスも許されない環境だと大きなプレッシャーがかかります。世間でいうケアレスミスが命を失うミスになりかねない状況。人手も足りない、仕事は減らない、休憩も十分に取れないそのような環境で働いていたら心身の疲労はとても大きなものとなるでしょう。また夜勤で生活リズムが崩れやすいため疲労度が低いところで働きたいと思う看護師もたくさんいることでしょう。
有休が使えず休みがとりにくい
有休はわたしたちの権利!なのに、なぜか法定5日しか与えられ有休を希望すれば責任者から文句を言われる。残った有休の行方はどこへやら?となることもあります。また人手が少ないと希望の休みも取りにくい場合があり、プライベートを重視する看護師にとっては働きづらい職場ともいえるでしょう。休みの取りやすい、または休みの多い職場に転職を考える方もいるはずです。

もちろんプラスの理由もあるけど、マイナスな理由が目立つよ
ちょっと待って!辞める前にやっておきたい5つのこと
休息をとってみる
可能であれば有休消化し休みましょう。辞めたい、と感じているときはとても視野が狭くなっています。わたしは「辞める以外に解決策がない」とすら思っていました。少し休みをとるまたは休職期間を設けることで、リフレッシュとなり前向きに考えられるためにもおすすめの方法です。
自分の気持ちをノートに書いて整理してみる
わたしも実際にしていました。
・何が嫌なのか?
・どうしたらいいか?
・改善は可能か、不可能か?
・なぜ辞めることを迷っているのか?
・辞めた後のこと(次はどのような職場で働きたいか?)
など
率直な気持ちをノートにつづりました。退職したいときって、もう目の前が「辞めたい」しかないのでひとつづつ自分の気持ちと向き合っていました。言語化すると気持ちが軽くなったり解決策が浮かんだりと今後の道筋が少し見えてきます。
上司に相談をする
もし上司を介することで解決する可能性があれば相談をしましょう。「師長が頼りない」「なんなら師長のせいで辞めたい」という可能性もありますが、その場合は看護部長に相談するなどして自分の思いを打ち明けましょう。改善を検討してもらえるかもしれません。
部署移動を検討する
就職活動をせずに環境を変えることができるため精神的・経済的な負担は大きくないといえるでしょう。また同じ病院内だと人間関係・残業の有無・仕事内容などの情報を得ることが容易いため、じっくり考えて希望を伝えることができます。
転職サイトに登録してみる
わたしはお守り代わりに登録していました。いつでもやめることができるんだぞ。という心の準備。また、今すぐ辞めるつもりはなくても、条件に合った職場を教えてもらいいくつか自分に合う職場をリサーチしておくといざ退職を決意した際にもスムーズです。在職しながらの就職活動はなかなかハードな部分があるためできることから進めておくと気持ちが楽になります。

自分の本当の気持ちが少しづつ分かってきたかもしれない

みーたろは「辞めたい」としか考えることができなくて
冷静に考えることができていなかった部分もあったよ。
辞める・辞めないの判断基準は?迷った時のチェックポイント

退職をおすすめする判断基準を紹介するよ
ハラスメント行為がある
「残業が長時間そして残業代がでない」「職場でのいやがらせ行為やいじめがある」などの劣悪な環境である場合その職場にとどまる必要性はありません。またこのような労働環境では改善も望み薄であるため個人での対応は難しいといえます。そのためあなたの心が壊れる前に退職することをおすすめします。
心身ともに大きくストレスがかかりうつ状態
気分が落ち込みなにをしても楽しいと感じない、頭痛や睡眠障害など身体に異常をきたしている。そのような状態が続く場合は退職をおすすめします。うつ状態になり心や身体が壊れる前に自分をいたわることが大切です。あなた自身の代わりはいません。しかし、仕事に関してはあなたの代わりはたくさんいます。自分を全力で助けてあげましょう。
上司に訴えても変わらなかった場合
上司に環境の改善やハラスメントを訴えてもなにも変わる様子がない場合は、今後も何も変わりません。上司は辞めてほしくない場合甘い言葉をかけてくるかもしれませんが、状況はなにひとつ変化しないためそのような職場を見切ってもいいと考えます。

辞めずに様子をみるべき状況をお伝えするよ
入職したばかりで慣れていない
入職したばかりだと、慣れないことばかりでつらいことも多いでしょう。きつい言い方をしてくるスタッフもいたりしたら心にとげが刺さる気分ですよね。しかし、不思議なことで徐々に時間が解決してくれます。またそのような状態で転職しても根本的な原因が解消されないため次も同じような理由で辞めたくなることでしょう。辛いとは思いますがここはぐっと耐えて職場に慣れていくことをおすすめします。
一時的な要因である場合
・急に人が辞め一時的な人手不足になってしまった。
・患者対応により一時的に病棟がバタバタしている。
・新人が入ってきたため人手不足になりバタバタしている。
など
今だけ忙しい・大変で、労働環境に改善が見込めるなら退職の様子を見るのもありだと思います。
一時的に病棟が荒れることは多々あるので落ち着くまで耐えるのもひとつの手です。ただ、慢性的な人手不足・常に膨大な仕事量など改善が難しそうな場合は退職を考えましょう。
辞めた人・続けた人、それぞれの選択とリアル
辞めた人
わたしは実際「こんな理由でやめてもいいのか?」とすごく悩んでいました。「辞めたい、でも…」と毎日の繰り返しで心は疲弊していました。思い切って退職したら世界が変わって、今までの自分が嘘みたいに仕事で病むこともなくなりました。退職してすぐにエージェントに仕事探しをお願いしましたが、1か月で辞めたことも受け入れてくれて親身に話も聞いてくれました。「こんなことで…」って思っていたことも こんなことじゃなかった と思えてきて心が軽くなったのを覚えています。そのためわたしは辞めてよかったです。
なぜ辞めたかはこの記事をみてください
辞めたいと思っていたけど続けた人
小さな個人病院で働いていた時は師長との人間関係があまり良くなかったので「辞めたいな」と漠然と考えていました。嘘を言ったり、人の病気のことをべらべらと話したり…。別の上司に相談したらそのように思っているスタッフが多数いることがわかり、みんなで師長より上の存在に相談。いろいろと揉めましたが、師長から降格し外来へ移動となりました。改善されるはずがないと思っていたことが改善され、上司に相談する大切さを感じました。師長との関係は限界を感じていたためここで動きがなかったら退職も視野にいれていましたが、続けることができてよかったと今も思います。
「辞めてもいい?」と悩んでいるあなたへ
結論、いいです。どんな理由であれ辞めてもいいです。ただ、「慣れていない」「一時的なこと」の場合は様子を見るのも1つです。転職を何度もするということは必ずしも不利になるわけではありませんが「長く続かないのではないか?」「なにか問題があるのではないか?」と懸念される場合があります。また転職活動って思ったより大変です。気軽に退職することをおすすめはできません。けれど、あなたが悩んでいる・苦しんでいる場合はどんな理由であれ退職して新しい環境で新しいチャンスをつかみとる権利があるはずです。次はどんな職場で働きたいか・自分にあった看護ってなんだろう?そういったことを退職前から準備し考えておけば次は転職がうまくいきます。肩の力を抜いてぼちぼち進んでいきましょう。
では読んでいただきありがとうございました。またの~
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