こんな理由で辞めたの!?アラサー看護師も利用した、退職代行のリアル

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みーたろ
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辞めると伝えてもなんだかんだと引き止めてくる医療業界…

辞めたい!と伝えてもなかなか辞めさせてくれない…また、師長さんの百戦錬磨のトーク術で流されるように残留を決めてしまうなんて経験も…。けれど、心身の限界を迎えてしまった時それはもう手遅れになります…。

そうなる前に助けてくれるのが『退職代行』の存在だと思っています。今回はお恥ずかしいながら実際に退職代行を利用したわたしが『退職代行』とはなんぞや?を説明していきます。

・退職代行サービスってなに!?
・退職代行会社の選び方
・実際使ってみたリアルな感想

この記事を読めば以上のことがわかります

退職代行サービスとは?

退職代行とは…?
退職したい職員に代わって、会社に退職の意思を代行して伝えるサービス内容となります。

退職の手続き

会社に退職の意思を伝えてもらったら、あなたは晴れて退職完了です。怖い上司や、嫌な同僚に顔を合わせずに退職することが可能です。そしたら、退職届を自作し(フォーマットがあるので安心)保険証とともに送れば完璧です。また、制服やなにか会社からの貸与品があれば早急に送りましょう。

・源泉徴収票などの必要書類
・会社にある私物の処理
・最終月の給与の請求
これらをきちんと会社から送るようにと伝えてくれます。安心ですね!!

退職後の対応

連絡が来たら…と思うと退職代行を使うのも怖いですよね。代行会社から、『本人との連絡はお控えください』と伝えてはもらえます。しかし、わたしの場合も連絡が来ました。退職代行会社に連絡したら「無視で大丈夫です。あまりに連絡が多いようでしたらまたご相談ください」と言ってもらえました。退職後のフォローまでしてくれるので安心して頼むことができます。

失敗しないために知っておくべきこと

ただ、どこに頼んでもサービスが一律というわけではありません。
退職代行には3つの運営もとにわかれています。それが「民間企業」「労働組合」「弁護士」です。

民間企業

退職の意思を伝える「だけ」しかできません。例えば、残業代が未払い・有休を消化したい!など交渉ができなくなります。もっとひどいのが会社から「それは無理です」と言われてしまったらそれ以上言い返したり交渉することはできません。

仮に言い返したり交渉したりしてしまうと、「非弁行為」という違法行為に該当してしまいます(弁護士法第72条)。

ならなぜ民間の退職代行サービスが成り立つのか…?

日本の労働契約法では、労働者は以下のように退職を申し出るだけで、原則としていつでも退職できます。
退職の申し出(退職届)を会社に伝える
申し出から2週間経過すると、法的に退職が成立

退職を会社に「承認してほしい」とお願いするのではなく、「退職の意思表示(退職届提出)をした瞬間に、2週間後に退職が成立する」という仕組みです。たとえ会社が「いやいや、まだ引き継ぎが終わってないから辞めさせられない」と言ったとしても、法的には2週間経過以後は在籍義務がなくなります。

つまり、退職代行サービスが会社側に「承諾してもらえないと退職できない」というわけではありません。

労働組合

労働組合が運営している退職代行サービスでは、退職の意思伝達のほか、「交渉」も可能です。弁護士ではないのに交渉ができる理由は、労働組合は「団体交渉権」という権利をもっているからです。

団体交渉権とは?
労働者が団結して使用者と労働条件などについて交渉する権利です。これは、日本国憲法第28条で保障された労働者の権利の一つであり、労働基本権として重要視されています

そのため有休・残業代・給与未払いなどの交渉は可能です。しかし、裁判に発展した際に労働組合の退職代行では対応できません。法的な手続きについては、弁護士に改めて依頼する必要があることを理解しておきましょう。

弁護士

この3つの中で1番サービスの幅が広いのが弁護士です。なぜなら交渉する権利があるからです。

・退職の意思伝達
・残業代未払い
・給与未払い
・有休消化
・必要書類の請求
・損害賠償などの法律義務

これらのことを交渉してもらえることができます。

わたしは弁護士が運営している退職代行会社を選びました。

もし、給料が支払われない・必要書類が送られてこない…などトラブルがあった際も安心して対応してもらうことができます。

退職代行たくさんあります!どこを選んだらいいの?

費用から選ぶ

上記で述べた通り、弁護士だと可能な範囲は広いけれど費用が高くなります。逆に民間だと費用を抑えることができます。
一般的に
弁護士 5~10万円
・労働組合 2万5千円~3万円
・民間企業 1万~3万円

と差が出ます。

わたしも、ず~っと悩んでいました。入職1か月での退職だったので引継ぎ・有休・残業もなく退職の意思を伝えるだけでも構わないかな?とも思いましたが、はやり必要書類が送られてこなかった場合自分では対応できないと判断して弁護士にお願いしました。ちなみにわたしが支払った当時の料金は5万円でした。

サービス内容で選ぶ

交渉してほしいことがあるのか?ただ退職の意思表示を代行してもらうだけでいいのか?など自分の状況にあったサービス内容で選ぶことが大切です。

わたしの場合は弁護士に頼みましたが5万円という値段がネックでかなり悩みました。特に交渉してほしい出来事もなかったので、今考えれば労働組合が運営元の退職代行会社に依頼してもよかったのかもしれません。

実際に退職代行を利用した流れ

1.会社の荷物を整理する静かに周知されないように片付けましょう
2.退職代行会社を選ぶ個人的には弁護士をお勧めします。
3.ヒアリング最初はLINEでやりとり、その後電話でした
4.会社へ退職の連絡退職代行完了の連絡が来ます。
5.退職届・貸与品の郵送内容証明郵便などで送ると確実!
できるだけ早めに送りましょう。
6.必要書類の受け取り離職票・源泉徴収票などが届くのを待つ
届かなければ退職代行会社に相談しましょう
7.新しい一歩を踏み出す!!転職活動や休養など自分の時間を過ごしましょう

実際に退職代行を利用して感じたメリット・デメリット3選

メリット3選

仕事に即日行かなくてよくなった

最短明日から仕事に行かなくてよくなります。嫌な上司や同僚に合うことなく職場を去ることができるため精神的負担が軽減します。上司との面談もせず、辞める理由なども伝える必要はありません。

職場で恫喝まがいのパワハラを受けていたり、過酷な勤務時間だった、面倒ごとは避けたかったから利用した…様々な理由があると思います。しかし、あなたが退職代行を利用することを責めれる人は誰もいません。

時間を有効に使えて、前向きになった

退職する前の私は、毎日暗い気持ちで「仕事に行きたくない…」と落ち込んでいました。
表情も曇っていたと思いますし、周囲にも負のオーラを出していたと思います。

でも、退職代行を使ったことで一気に状況が変わりました。

精神的な負担から解放されたおかげで、次の仕事探しに前向きに取り組むことができ、以前の明るさを取り戻すことができました。
そして結果的に、自分が納得できる職場へ転職することができ、今は楽しく生活できています。

思い返せば、あの時に勇気を出して「今の職場を辞める」という行動を起こしたからこそ、今の自分があると思っています。

「このタイミングで辞めていなければ、この職場には出会えていなかった」とさえ感じています。

退職を迷っている方には、早めの行動をおすすめします。
チャンスは、動いた人にしか巡ってこないと実感しました。

人間関係のストレスを回避できる

退職を切り出すこと自体がとても怖く、上司にどう言えばいいか悩んでいる方もたくさんいるとおもいます。でも退職代行を使えば、会社とのやりとりはすべて代行業者が行ってくれるので、自分で伝える必要がありません。

直接顔を合わせたり、引き止められたりするストレスもなく、心がとても軽くなりました。

デメリット3選

罪悪感…

世間の目に急に退職したことへの罪悪感を感じるのは普通のことです。残されたスタッフのことを考えたら円満退職が望ましいことは理解しています。

しかし、人それぞれの苦しみがありまた許容範囲も違います。罪悪感を感じる前に次に良い環境ではたらけるよう努力をしていきましょう。

職場が近所ならスタッフに合う可能性がある

これはわたしの実体験です。近くの職場だったので約1年で3人ほど目撃しています。しかし、何もトラブルはなかったです。あちらもそれほど自分を気にしていないのかなと思います。どうしても嫌なら全力で逃げましょう。

費用が高い

考えてみると退職にお金を払うって正気の沙汰ではないです。タダでできることですからね。しかし、それができない職場って実在するのですよ。だから、費用が高くても自分が利用する価値があると思えばそれで良いのです。

わたしの感想

私はもう退職代行を使うことはないと思いますが、「いざという時のお守り」のような存在として、誰かの助けになる素晴らしいサービスだと感じています。

仕事がつらくて毎日悩んでいる時間って、本当にもったいないと思います。
それならいっそ、「辞めたらどんな可能性が広がっているか?」「自分に本当に合う職場ってどんな環境だろう?」と、未来に目を向けてみてほしいです。

もちろん、最低限の引き継ぎやマナーは大切だと思います。
でも、いつ辞めるかはあなたの自由です。あなたの人生はあなたのもの。

どうか自分の心と体を一番大切にしてあげてくださいね。

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